
守谷駅前で「東京ヤクルトスワローズが移転」という横断幕を見かけて、「え、どういうこと?」と気になった方も多いのではないでしょうか?
私もその一人です!
そこで調べてみたので共有します!

概要
これは、ヤクルトスワローズの2軍(ファーム)施設が守谷市に移転してくるという、けっこうビッグなニュースでした。
この球場では年間約70試合が行われる予定で、観客席は3000席。
周辺には、軽食の販売店やグッズショップの設置も予定されています。
また、選手による野球教室など、地域との交流イベントも計画されており、守谷市のスポーツ振興と経済発展の起点になりそうな大事件です。
この決定を守谷経済発展の「起爆剤」と表現している記事もありました。

画像引用:ヤクルト2軍、茨城・守谷市総合公園へ 市民球場やサッカー場も併設(産経新聞 )
2軍施設が建設される場所は、守谷市野木崎エリア(常総運動公園の横)だそうです。
新しい施設には、本球場、サブグラウンド、室内練習場、選手寮、クラブハウスが整備されます。

画像引用:【ヤクルト本社、茨城・守谷市ら協定】スワローズファーム施設や選手寮、27年シーズン開業(建設通信新聞)
背景
今回の移転の背景には、現行の2軍施設である埼玉県戸田市の「ヤクルト戸田球場」の老朽化と立地の問題があります。

戸田球場は1976年に建設された施設で、40年以上の歴史があるものの、最近では老朽化が目立ち、特に2019年には台風の影響で球場が水没し、一時使用不能となるなどのトラブルがありました。
また、観客席が700席しかなく、近年の観客増加に対応しきれていないという課題もありました。
そこで、球団はより良い環境を提供できる新しい場所を探し、守谷市が新たな候補地として浮上しました。
守谷市は、神宮球場から車で約1時間というアクセスの良さに加え、広大な土地を確保できることが評価され、移転先に選ばれたのです。
これは、私達が守谷市に移住した理由と同じ気がします笑。
さらに・・・。
また、今回のプロジェクトに絡んで、守谷SAにスマートICを新設する計画が進んでいます。
スマートICとは、ETCを使って高速道路の乗り降りが可能なインターチェンジのことで、これにより守谷SAから直接市内へアクセスできるようになる予定です。
これが完成すれば、首都圏から守谷市へのアクセスが格段に向上し、野球観戦に訪れるファンや選手、スタッフにとっても、利便性が大幅に向上します。
また、守谷市と千葉県を結ぶ利根川への架橋計画も、今回の移転に大きく関わる交通プロジェクトです。
守谷市は、つくばエクスプレス(TX)を中心に発展していますが、千葉県との接続がやや弱い部分がありました。
この問題を解決するため、利根川を渡る新しい橋が計画されています。
利根川の架橋は、守谷市と千葉県の流山市や柏市を繋ぐ「都市軸道路」の一部となり、埼玉県から茨城県つくば市へと至るルートを形成する予定です。
すでに三郷流山橋という新しい橋が昨年開通しており、この動きに続いて利根川にも新橋が架けられる計画です。
これが完成すると、守谷市は茨城県と千葉県の交通拠点となり、なお一層発展がみられるでしょう。
球団2軍の移転という話だけにとどまらない、
守谷市の今後の経済的発展や関東の交通事情にさえ関わる
超ビッグスケールな話でした!
いかがでしたか?
この興味がある人にしか関係がないように見えた球団施設の移転ニュースでしたが、
守谷市の経済発展の根幹、さらには市民の利便性に関わる重大な決定だということがわかりました。
守谷市政もなかなかやりますね!
今回も楽しんでいただけたら幸いです! それではこのあたりで。